コエンザイムQ10の歴史
コエンザイムQ10は、1950年代にイギリスの学者により牛の心臓から発見されました。
当時は、ユビキタスまたはユビキノンと呼ばれていたそうです。
その後1957年にアメリカの学者により発見されたコエンザイムが、同じものであることが発表されました。
1958年に化学構造式を決定したアメリカの学者は、その機能性の高さからビタミンQと呼びました。
1974年に日本企業が量産化してから、心臓病の治療薬として販売されました。
コエンザイムQ10を使った研究「プロトンモーティブ Qサイクル説」で、1978年にはイギリスの学者がノーベル賞を受賞しています。
2001年、日本では食品の扱いになり、サプリメントやドリンク、化粧品に使われています。
コエンザイムは、現在までにQ1からQ12まで見つかっています。
酸化型と還元型、2つの種類があり、生活習慣病を予防するための抗酸化力は、還元型の方が効果的です。
カプセルやサプリメントで飲用する場合は、水に溶けにくい脂溶性のため、食後に服用すると体に吸収されやすいでしょう。
基が医療品なので、安全のための研究も多数あり、深刻な副作用は見つかっていません。
サプリメントで摂るコエンザイムQ10の効果としては、生活習慣病予防、肌などの老化予防、疲労回復などがあります。
他に、スポーツドリンクや、歯磨き粉、化粧品なども販売されています。