コエンザイムQ10の安全性や副作用について知ろう

コエンザイムQ10という物質を聞いたことのある方は多いでしょう。
これは体内でも合成される脂溶性の物質で、酵素のサポートをしたり抗酸化の作用を持っています。

心疾患や血圧、肝疾患などにも有効で、美容品だけでなく健康目的のサプリや医薬品としても使われています。
サプリとして取り入れる方の多くは美肌づくりやダイエット、血流アップなどを目的としています。
一方、健康維持や病気の改善を考えて取り入れている人は、動脈硬化やがんの予防などを目的としています。

コエンザイムQ10は、医師たちの間でも研究材料のひとつとして扱われていて信頼できる物質ですが、安全面を考えた時、考慮した方が良いこともあります。

まずは根拠が不十分な疾患もあるということです。
糖尿病の患者に与えたところ、効果のあった人とそうでなかった人は半々でした。

心不全や狭心症においても、有効であるとする十分な科学的根拠は蓄積されていません。
薬に即効性を求めて、処方された薬と併用してコエンザイムQ10を飲む人もいますが、その安全性は不確かです。

飲み合わせの良くないものもあり、医師に何ら相談しないで飲むことは危険なこともあります。
飲み過ぎた場合は胃腸の具合が悪くなることがあります。

安全面を一番に考えて正しい飲み方を守るようにしてください。